診療内容の特徴
チクチク療法について
私は20年にわたり、さまざまな難病・難治性疾患の治療に当たってきました。その疾患名はホームページ内の難病・難治性疾患の治療疾患名をご覧ください。
なかでも、チクチク療法が最も得意とする治療に「痺れ」があります。現代医学100年の歴史の中で「痺れ」の診断学は著しい発展を遂げてきましたが「痺れ」を根本的に治す治療は未だに存在しません。痺れは「治らない、治せない」ものとの共通認識が医療界には存在しています。
しかし、チクチク療法はさまざまな痺れ疾患に対してその効果を発揮してきました。もちろん、全ての「痺れ」が治るなどということはあり得ません。しかし、例え、治らないにしても、進行を食い止めたりADLを向上させたりはしてきました。
具体的な疾患例をご紹介すると、梨状筋症候群と腰部脊柱管狭窄症という非常によく似た病態が存在しますが、私は、梨状筋症候群を600例以上治療し、腰部脊柱管狭窄症は500例以上治療してきました。それぞれの疾患においては多くの痺れ症状を訴える人がいますが、術後の痺れを含めても治療効果を発揮してきました。
頸部(頸椎)神経根症という腕や手指に痺れや痛みを訴える症例でも360例以上治療して効果を認め、論文にも投稿してきました。そのほかの原因に由来する痺れもたくさん治療してきました。その治験実績を「痺れと神経痛の症例集」(下記目次参照)として今年上梓する予定です。
このように痺れでお困りであれば一度ご相談ください。チクチク療法以外にも有益な情報を差し上げられると思います。私のこれまでの経験が皆様の健康回復のお役に立てれば幸いです。
令和6年正月
ナガタクリニック 長田裕
過去に執筆した雑誌・ムック本の紹介
2018年8月号、雑誌・夢21:腎臓病55-59p(わかさ出版)
2019年6月号、雑誌・夢21:足裏のしびれ痛みのセルフケア48-49p(わかさ出版)
2019年8月1日、わかさ夢MOOK:腎機能最新No1セルフケア大全44‐17p(上記腎臓病のムック版、わかさ出版)
2019年12月号、雑誌・夢21:手のしびれ痛み違和感31-37p(わかさ出版)
2020年2月1日、わかさ夢MOOK:足裏のしびれ痛みのセルフケア38-39p(上記足裏の痺れのムック版、わかさ出版)
2021年5月7日、TJ MOOK:100歳まで脳を育てる生活習慣62-66p(宝島社)
「痺れと神経痛の症例集」の目次(現在、執筆中)
最新刊: 痺れと神経痛の治療例集
目次
巻頭図解
局所治療パート
上肢の末梢神経刺激治療ポイント
下肢の末梢神経刺激治療ポイント
用語の解説
治療ポイント・治療パートの一覧
推薦文:
医療法人モクシン堀田修クリニック院長 堀田修先生
札幌ふしこ内科・透析クリニック院長 角田政隆先生
おことわり
まえがき
第Ⅰ章 脊椎疾患
Ⅰ—1 頸部神経根症
Ⅰ—1—1 C3、C4頸部神経根症
Ⅰ—1-2 C5神経根症
Ⅰ—1-3 C6神経根症
1—1-4 C7神経根症
Ⅰ—1-5 C8神経根症
Ⅰ—1-6 複数の頸部神経根症
Ⅰ-2 頚椎損傷
Ⅰ-3 頚髄症
Ⅰ-4 頸椎または腰椎後縦靭帯骨化症(OPLL)
Ⅰ-5 むち打ち後遺症
Ⅰ-6 腰部脊柱管狭窄症(Lumbar Spinal Stenosis,LSS)
Ⅰ-7 腰椎椎間板ヘルニヤ
Ⅰ-8 腰髄症と脊髄性筋萎縮症
Ⅰー9 脊髄空洞症
第Ⅱ章 上肢のニューロパチー
Ⅱ—1 正中神経(MN)ニューロパチー
Ⅱ—2 尺骨神経(UN)ニューロパチー
Ⅱ—3 橈骨神経(RN)ニューロパチー
Ⅱ—4 肩甲上神経ニューロパチーと筋皮神経(MCN)ニューロパチー
Ⅱ—5 腋窩神経(AXN)ニューロパチー
Ⅱ—6 胸郭出口症候群
Ⅱ—7 肩甲肋骨症候群
第Ⅲ章 下肢のニューロパチー
Ⅲ—1 大腿神経(FN)ニューロパチー
Ⅲ—2 外側大腿皮神経痛(LFCN neuralgia)
Ⅲ—3 総腓骨神経/浅腓骨神経(CPN/SPN)ニューロパチー
前脛骨筋麻痺と下腿の痺れや痛み
Ⅲ—4 伏在神経ニューロパチー
Ⅲ—5 足底神経ニューロパチー(足根菅症候群含む)
第Ⅳ章 複数部位に発症するニューロパチー
Ⅳ—1 多発単神経ニューロパチー
補遺
Ⅳ—2 梨状筋症候群に伴う多発単神経ニューロパチー
第Ⅴ章 代謝性ニューロパチー・中枢性痺れ
Ⅴ—1 糖尿病性ニューロパチー
Ⅴ—2 尿毒症性ニューロパチー
Ⅴ—3 薬剤性ニューロパチー
Ⅴ—4 脳卒中後遺症の痺れ
第Ⅵ章 顔・首・頭のしびれと痛み
Ⅵ—1 三叉神経痛、三叉神経ニューロパチー
補遺 半側顔面痙攣
Ⅵ—2 大後頭神経痛・小後頭神経痛・C1神経根症
Ⅵ—3 大耳介神経痛と頚横神経痛
第Ⅶ章 血管閉塞後の痺れ
Ⅶ—1 脊髄動脈閉塞症による痺れ
Ⅶ—2 動脈または静脈閉塞後に生じた痺れ
第Ⅷ章 感染後ニューロパチー
Ⅷ—1 ギランバレー症候群
Ⅷ—2 帯状疱疹後神経痛(PHN)
Ⅷ—3 髄膜炎後遺症
第Ⅸ章 特異的な症例
1 反射性交感神経性萎縮症(RSD)
2 肛門性器および鼠径部痛症候群
あとがき・・・183頁